エナメルワイヤーについて
エナメルワイヤーは下記の要素で構成します。
導体種類: 導体はエナメルワイヤーのベース材料です。エナメルワイヤーの多くの特性は導体に決められます。導体の種類が多いです。主に銅、銅&シルバー合金、銅&錫合金、銅&ニッケル合金、銅&鉛合金、そのた合金材料があります。
寸法: 丸形エナメルワイヤーの場合、導体の直径のことを指します。
絶縁種類: 下塗りの絶縁エナメルの種類を指します。一般的にはPU、PE、PEI、PAI、PIなどがあります。
複合絶縁種類: 上塗りの絶縁エナメルの種類を指します。一般的にはPAI、ナイロン、セルフボンドのエナメルなどがあります。
被膜厚さ: 絶縁層の厚さのことを指します。NEMA MW1000,JISC 3202、IEC 60317標準では被膜厚さについて区分けをしており、標準を定めております。お客様によって被膜厚さについてそれぞれ要求が違います。
耐熱ランク: エナメルワイヤーの耐熱特性のことを指します。NEMA MW1000、JISC 3202、IEC 60317標準が定めた温度指数、ブレークダウン電圧、熱衝撃、耐熱温度などの特性によってランクを付けます。130、155、180、200、220、240などがあります。
色: 加工便利のため、エナメルワイヤーを多種の色に加工することができます。一般的にナチュナル、赤、緑、青、ブラウンなどがあります。
潤滑: スムーズに線を収める、スムーズに巻き線加工をさせるため、潤滑剤を覆います。精確に潤滑剤の使用量を使い、お客様の製品性能を確保すると共に、まき付け性能を確保することがとても重要です。
Litzワイヤー: Litzワイヤーというのは一定本数の単線を撚ったマグネットワイヤーです。一般的に繊維絶縁カバーLitzワイヤー、フィルム(マイラー)絶縁カバーLitzワイヤー、押し出し成型絶縁カバーLitzワイヤーなどがあります。Litzワイヤーは高周波応用時の【表皮効果】を有効的に減少し、高周波応用時の電流損失を減少することができます。高周波製品に幅広く使用されています。Litzワイヤーは本数、撚り距離、撚り方向、構造、単線の規格によって組み合わせされます。
平角線: 平角線の導体形は丸形銅線と違って、厚さ及び幅で寸法を決めます。
合金ワイヤー: 合金ワイヤーの導体材料は合金です。主にCuAg、CuSn、CuNi、CuZnなどがあります。
エナメルワイヤーのサイズ及び技術データ: 詳しいサイズ及び技術データはIEC 60317、NEMA MW 1000、JIS C 3202基準をご参考下さい。実際に、各お客様はご自身の技術ノウハウを持っており、各お客様の生産流れ及び生産環境が違うため、エナメルワイヤーのサイズ及び技術データについて、上記標準と違って、特殊な要求を提出しているお客様が多いです。松田電工はお客様の特殊な要求を理解した上、お客様のご要求にお応えした製品を提出致します。